■トラジャの海外留学&デビューは失敗か

 芸能プロ関係者が話す。

「平野さんはブログで、自らを見出してくれたジャニー氏には感謝を示したものの、“目標届かなかった。ただできないといわれたら仕方がない”と綴った。これは海外進出よりも国内仕事を重視していたジュリー氏への恨み節にも思えますからね。

 Travis Japan(トラジャ)の“失敗”もあり、ジュリー氏含む事務所サイドは、キンプリの海外進出に消極的だったとも関係者の間では言われています」

 トラジャは2022年3月からメンバー全員でアメリカ・LAに留学。ダンス大会やオーディション番組での活躍を経て、9月に当地の名門レーベルと契約し、世界デビューを果たした。

「しかし、留学に行った直後からファンが急激に減ってしまったんです。ファンの心理からすれば当然ですが、近くにいない、活動を目にできない、交流ができないとなったら、別のグループやタレントへと乗り換えたくもなってしまいます。

 ジャニーズファンの間では“担降り”と言われていますが、留学後からトラジャの担降りをしたという人はかなり多かったんです」(前同)

■夢を追いかけたジャニー氏、現実路線のジュリー氏

 トラジャのファンクラブの会員数は今、14万2000人ほどだという。

「近年デビューしたグループは、最初に爆発的に会員数が増え、一気に50万人近くに達することも少なくありませんが、トラジャはそうではなかった。留学をきっかけにファンが激減し、タレント価値も減少。トラジャは新規のグループとしてはあまり売り上げも芳しくないといい、デビューはしたもののイチからやり直し、といった状況のようです。

 ジャニー氏は自社のタレント、グループが世界的な活躍をすることを夢に掲げて、平野さんたちもその夢の実現のために努力を積み重ねていた。ただ、ジャニー氏は会社の経営面は見ておらず、プロデュース業がメインでした。

 たしかに、BTSのような世界的なグループになることができれば素晴らしいですが、数字を見ているジュリー氏、事務所上層部から言わせれば“現実的ではない”ということだったんでしょうね……」(同)