■賞レースに松本人志が外せないワケ

 そんな村越がやっているYouTubeチャンネル『元芸人村越のお笑いネタディスりチャンネル』では、5月11日に「元芸人村越が松本人志プレゼンツ『ドキュメンタル』をディスってみた!」という動画を投稿。『ドキュメンタル』が下品だったり過激すぎたりすることを「気分悪いだけ」と指摘し、

「日本の笑いって、もっと知的でレベルが高い」「僕は日本の笑いが一番面白いと思っている」「(『ドキュメンタル』の世界配信は)日本の恥」と批判したのだ。

 民放キー局関係者は話す。

「中田さんや村越さんの批判や意見に賛同する声もありますよね。ただ、両者とも結局は松本さんのパワーに乗っかっているわけで……。

 そして、中田さんのような批判はあれど、業界は今後も賞レースでは松本さんを外すことはできないと言われています。それは、松本さんレベルのカリスマ性のある芸人がいないため。松本さんがいないと大会に“格式”が出ないからです。

 明石家さんまさん(67)は賞レースに否定的だし、ビートたけしさん(76)も以前よりテレビの露出が減って第一線を退きつつありますからね。その“格式”を担えるのが、松本さんしかいないんです。近年の主力賞レースの結果を見ると、それは明白です」

 現在のお笑い番組で有名な賞レースと言えば、漫才の『M-1グランプリ』、ピン芸人の『R-1グランプリ』(フジテレビ系)、コント芸人の『キングオブコント』(TBS系)、女芸人限定の『THEW』(日本テレビ系)などが挙げられる。