■視聴率も松本頼みの状況

 前出の民放キー局関係者は続ける。

「松本さんが関わっていない『THE W』と『R-1』は、世間的な話題性、視聴率、出演芸人のその後的にも、“結果”が出ていないですよね。たとえば直近の『THE W』と『R-1』の優勝者はそれぞれ天才ピアニスト田津原理音さん(29)でしたが、両者がその後どれだけテレビの露出が増えたかと言われたら……。視聴率でも爆発的な数字を記録することがありませんから、盛り上がらないんです」

 逆に、松本がアンバサダーを務めた5月20日放送の『THE SECOND』は、裏番組が強力ながらも視聴率が非常に高かったという。この日、同番組の裏で放送していたのは、“5人のKing&Prince”としては最後のバラエティ番組である『King&Princeる。』(日本テレビ系)の最終回ゴールデン2時間SPだった。

「テレビ界が最重視している13~49歳を対象にしたコア視聴率は、『キンプる。』が同時間帯で1位の5.5%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録していましたが、『THE SECOND』も4.5%と非常に高かった。セットも超豪華でフジテレビは相当気合いを入れていましたが、やはり松本さんの出演は大きかったですよね。

 お笑いの賞レースは現在、松本さんがいないと成立しません。だから大会サイド、放送するテレビ局はオファーをして出てもらうわけです。松本さんが“出たい”と言って出ているわけではない。でも、それで結果として審査員を務める大会が増えてしまい、中田さんのような批判の声が出てしまうわけで……。

 カリスマの宿命とはいえ、松本さんはつらい立場と言えますよね……」(前同)

 松本はつらいよ、と思わずにはいられないこの状況。引退説も浮上するカリスマの今後は――!?