■イノッチ新社長も「もうそんな時代じゃない」と公言

 昨年9月末にジャニーズアイランド代表取締役社長に就任した井ノ原快彦(46)も、1月1日に『デイリー新潮』が掲載したロングインタビューにて、この風習に触れている。

 タレントの独立や移籍を制限する慣習を「もうそんな時代じゃない」と一蹴したうえで、

「タレントそれぞれの人生があるのは当然のことです。ジャニーズだけが人生の選択肢じゃない。現に僕らがやっていたV6の森田(剛)も事務所を辞めました」

「(キンプリの脱退も)『海外進出をめぐる方針の違い』とは僕は彼らからは聞いていないので、本当のところはわかりません。けれど、もし彼らがそう思っているならば、思う存分やればいいと思う。人生若いうちが勝負なんだから」

 と、事務所の退所組についても、背中を押す発言をしていたのだ。

「海外進出といえば、菊池さんは4月5日に公開したYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』での発言で、一部のキンプリファンを怒らせてしまったことがありました。

 菊池さんはアジアへのリーチを重要視して、“世界進出=アメリカ”という風潮に苦言を呈したのですが、これが海外進出を目指して脱退を決めた平野さんたちのファンを怒らせてしまった。もちろん、菊池さんにそうした意図はなく、一般論を語ったつもりだったのでしょうが……。

 この件で好感度が若干落ちていたかもしれない菊池さんでしたが、今回の“ブッコミMC”で辞めジャニのファンから、好感度が上がったかもしれませんね」(前出のワイドショー関係者) 

 ファンも驚いたであろう、堂々とした菊池と佐藤のブッコミトーク。ジャニー氏の問題でくすぶる事務所上層部はともかく、現役タレントの間に新時代が訪れているのは間違いないだろう――。