2014年に放送していた特撮ヒーロー番組『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)。『戦隊』といえば『仮面ライダー』に並ぶイケメン新人俳優の登竜門として知られているが、来年で10周年を迎える『トッキュウジャー』は、2人の出世頭が絶賛活躍中だ。
1人は、現在放送中の神木隆之介(30)主演のNHK連続テレビ小説『らんまん』に出演する志尊淳(28)。『トッキュウジャー』では主人公で子どものようなはつらつとした笑顔が魅力的な“ライト/トッキュウ1号”を演じていた。
志尊は、2016年に映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』の前夜祭イベントにて、
「耐久心であったり、集中を長持ちさせるという意味では、どの現場に行っても、“さすが戦隊をやっていただけあるね”、“さすが東映の作品をやっていただけあるね”というふうに言って頂ける機会が多いかなと思います」
と、1年間『トッキュウジャー』で吸収して培った経験を語っていたが、それは現在の仕事にも生き続けている。
『戦隊』や『仮面ライダー』の現場は非常にハードなため、それを1年間クリアした役者は必然的にタフになる。それが、朝ドラにも生きているのだ。
志尊は『らんまん』では、植物学者を目指す主人公・万太郎(神木)の実家「峰屋」の番頭の息子・井上竹雄を演じている。万太郎のお目付け役ではあるものの上下関係は希薄で、上京後は万太郎とルームシェア。よき相棒として、視聴者から大人気を博しているキャラクターだ。