■「むしろ、“ここから始まるな”という心境」

 本人としては、「国民の彼氏」と呼ばれ爽やかなイメージのあった時期の方が無理をしていたらしく、「本当は下ネタもガンガン言いたい」「僕はわりと田舎のほうで、ずっと24歳ぐらいまで実家にいて。ずっと20歳までサッカーやっていた体育会系なんですよ。そんな爽やかでまとめられるわけがない!」と2021年4月21日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にて本音を明かし、TOKIOを驚かせていた。

 ちなみに、当時の竹内は“車の運転が荒くオラオラ運転をしている”“女優の吉谷彩子(31)と破局後にモデルで女優の三吉彩花(27)に乗り換えたが時期的に二股疑惑が浮上”といったイメージの下がる報道が続いていたが、路線変更が功を奏したのか、現在は当時ほどの炎上はしていない。

 こうした2度の大幅なキャリアアップとイメージチェンジを経て、現在の役者・竹内涼真がいる。それだけに、今度の『龍が如く』に向けて3度目の激変を遂げ、説得力のある桐生一馬を演じてくれる――。そんな気がしてならない。

 2022年8月26日配信の『シネマトゥデイ』のインタビューにて、竹内は芸能デビュー10周年かつ、30歳を迎える2023年についてこう話していた。

「むしろ、“ここから始まるな”という心境。僕はこの仕事が大好きなので、50歳、60歳、70歳とずっと続けていきたいと思っています。そう考えると、30歳はやっぱりまだまだですよね」

「観せるためにつくるのではなく、観てもらうためには自分がなにをできるのかをしっかりと考えながら、この仕事に向き合っていきたいです」

『ドライブ』としてトップギアで事件を解決してきた竹内。『龍が如く』の撮影も、トップギアで駆け抜けるに違いない――。