6月27日、神木隆之介(30)主演のNHK連続テレビ小説らんまん』の第62話が放送された。同話では佐久間由衣(28)演じる槙野綾が志尊淳(28)演じる井上竹雄のプロポーズを受け入れる様子が描かれ、多くの視聴者を喜ばせた。

『らんまん』は、植物学者の牧野富太郎をモデルにした槙野万太郎が主人公の物語。万太郎は高知県の酒造業「峰屋」の息子であり、志尊演じる竹雄は峰屋の番頭の息子。万太郎のお目付け役として上京後も行動を共にしてきた。

「竹雄は万太郎との微笑ましいわちゃわちゃ感や、高知に帰郷した際に着こなしたスーツ姿のカッコよさから、視聴者からの人気が抜群に高いキャラクターです。劇中でもイケメン設定で、上京先で学んだ営業スマイルを帰郷後に惜しげなく披露し、女性陣の腰を砕けさせるシーンもありました。

 そんな竹雄が思いを馳せていた女性が、万太郎の姉である綾。夢を追う万太郎のために峰屋を守ろうとする強い女性で、こちらも視聴者から人気のキャラクター。立場の違いやタイミングなどが災いしてなかなかくっつけないもどかしさがある2人でしたが、ついに恋人同士になったのが、第62話でした」(テレビ誌編集者=以下同)

 当時、政府の重税などが影響して密造酒が横行していた。綾と竹雄はこれを防ぐべく、組合を作ろうと酒蔵を巡って呼びかけたが、どこも対応は冷ややか。「おまんごと、峰屋をもろうちゃる」「行き遅れ」などと女性蔑視の言葉も浴びせられる始末だった。