■中居の語った「ジャニーズグループ成功までの道のり」とシンクロ

 また、メンバーでは特に佐久間と宮舘涼太(30)が『ラヴィット!』(TBS系)を筆頭にバラエティ路線を開拓。お笑い色強めの活躍をし、朝の顔としても認知度が上がりつつある。

「これは、国民的人気を誇るジャニーズグループが共通して通る道と言えます。SMAPなら木村拓哉さん(50)と中居正広さん(50)。なら松本潤さん(39)。King&Princeも最初は平野紫耀さん(26)など、まず個人で1、2人存在感が特に大きいメンバーがいて、そこからグループ名が徐々に浸透していきましたよね」(前出の制作会社関係者)

 2013年放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)で中居は「SMAP成功までの道のり」として、こうした現象を解説している。

 まず、最初に派手で目立つタイプのメンバー(SMAPなら木村と中居)が頑張りグループそのものの知名度を上げる。すると、残りメンバーも徐々に売れ出してくる。ただし、それにはかなり時間がかかるので我慢強く待つことが必要――という理屈だ。

 SMAPの場合、草なぎ剛(48)は1997年主演ドラマ『いいひと』(フジテレビ系)がもらえるまで結成から10年近く時間を要したが、結果的にメンバーでもっとも役者業に引っ張りだこの存在になった、と中居は説明していた。

「1996年~2016年まで放送していたSMAPの冠番組『SMAP×SMAP(スマスマ)』(フジテレビ系)も、開始時点では木村さんが1993年の『あすなろ白書』や96年の『ロングバケーション』で、フジテレビの顔になりつつある時期でした。そのタイミングで『スマスマ』が始まり、木村さん目当てで見たファンが、個性豊かな他のSMAPメンバーも好きになっていった、という流れです。

『それスノ』も、すでに人気の目黒さんやラウールさん、そして向井さんや佐久間さん、宮舘さんが売れ始めているこのタイミングが、勝負のタイミングと言えるのかもしれません。少しずつ、他メンバーも売れ始めていますからね」(前同)