■「報道のTBS」は今後もジャニー氏の闇を追うか
ワイドショー関係者は話す。
「徳重氏のジャニーズの話は、現在世間を騒がせている“創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題についてですよね。これまでジャニー氏の加害について大手メディアが明らかに報道を避けてきたことが問題視されてますが、7月5日に開かれた会見で、TBSの佐々木卓社長が“報道に関しては、事務所への忖度はない”と発言したことについて、《どう見ても忖度してただろう》といった声も少なくありません」
TBSでは6月17日の報道番組『報道特集』で、村瀬健介キャスターが「私たちがこの問題を取り上げてこなかった理由の1つは、テレビ局のさまざまな部署が、ジャニーズ事務所と深い関係を持っていることがあったと思います」とコメント。
ジャニー氏の問題をテレビ局では特に早く取り扱った『news23』では、5月11日放送回でメインキャスターの小川彩佳(38)が「少なくとも私たちの番組ではお伝えしてこなかった現状があります」と発言したのが“異例の自己批判”として注目されていた。
前出のワイドショー関係者は続ける。
「確かに忖度を疑われかねない部分はあるし、社長のコメントには批判の声もあるでしょう。しかし、バラエティやドラマは別として、報道については佐々木社長の“事務所に忖度はない”発言は事実です。というのも、TBSの報道は、民放トップと呼べるくらいジャーナリズム精神と権限が強い。
テレビ局では、全体の放送時間帯を決定したり、どの時期にどんな番組を放送するかを決める、という立場の編成局が強い権力を持っていますが、TBSの報道は独立していて、報道のやることには編成も関与できないと言われています。
それだけに、今後も『報道特集』や『news23』では、ジャニー氏の加害についてゴリゴリ追及していくと思われますね」(前同)
バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』にも熱いジャーナリズム精神が宿っていることが明らかとなったTBS。同局ではこれからも、ジャニー氏の闇の追及が行なわそうだ。