■意外な枠の作品が月9『教場0』超え!
「コア視聴率はつねに2%中盤~後半台を維持していました。旬なジャニーズ2人の主演作にしては、そこまで高くないは数字でしょうね。
ただ、そもそもドラマの題材である若林さんと山里さんは、人気芸人ではありますが、国民全員が大好きというタイプではない。興味がある人とない人の差が激しいタイプの芸人と言えるでしょう。逆に言うと、一定の視聴者はしっかりと見続けてくれたわけで、ドラマは成功したと言えるのではないでしょうか。
実際に見ていた視聴者からはおおむね高評価ですし、何より高橋さんと森本さんの演技力の高さは、十二分に伝わった。2人の今後のキャリアにも、良い影響を与えてくれるのではないでしょうか」
ちなみに、同ドラマはYouTubeの『日テレドラマ公式チャンネル』にダイジェストや名シーン切り抜き動画などが投稿されているが、6月19日時点で動画の総再生数が1億回を突破(YouTubeショートの再生数も含む)。2019年に放送された『今日から俺は!!』の8162万回再生を超え、日テレドラマ1位の記録となった。
■橋本環奈(24)主演『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)
最終回(6月20日放送)のコア視聴率…4.1%
原作は、わたなべ志穂氏による同タイトルの漫画作品(小学館)。
「愛は一切ナシの“メリット婚”から始まる超打算的シンデレラストーリー!」と銘打たれた、橋本環奈とHey!Say!JUMPの山田涼介(30)の恋愛ドラマである。ちなみに、橋本は本作が地上波連ドラ初主演作だった。
放送前は、原作漫画は“2人とも背が高くてヒロインは美人系、男は顔が縦長のビジュアル”なのにドラマは“2人とも体格が小柄で橋本はかわいい系、山田は丸顔”で全然違う、山田は主演作の2022年放送のドラマ『親愛なる僕へ殺意を込めて』(フジテレビ系)や映画『大怪獣のあとしまつ』が数字が取れず失敗続き、といった点から、そこまで期待値は高くなく、一部では、大コケするのでは、という見立てもあったのだが……。