■「気づいたら日付が変わっていた」くらい会議をするグループ

 ワイドショー関係者は話す。

「キンプリは、ジャニー喜多川氏(享年87)に直談判してデビューを勝ち取ったのを筆頭に、全部自分たちで相談に相談を重ねてきて行動を決めてきたグループです。平野さんを中心に全員の意思として、事務所サイドに1つ、グループの活動について“約束”を取り付けていたといいます。それは、“全部、やることを自分たちで決めます”ということ。

 事務所サイドのマネジメント方針だけに縛られずに、自分たちでしっかりと仕事を選びたい、やることを決めたい、ということですね」

 永瀬廉(24)は、2022年10月に自身のラジオ『永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送)で、キンプリを「僕の肌感覚的に、こんなデビュー当初から全員がこんなに集まって、グループについて、楽曲、MV、衣装とかも含め、話しあっているグループってなかったと思う」と評していたが、決して言い過ぎではない。

 2022年5月発売の『MORE』(集英社)でキンプリは、「考え、選ぶこと」を重要視しており、舞台裏でもほとんどの作品の制作に参加し、話し合いを常に重ねていることを明かしている。《「気づいたら日付が変わっていた」なんてこともしょっちゅう》と、岸優太(27)が語っていた。

「そして、言うまでもなく“演出”についてもそれは同じ。キンプリの演出は神宮寺さんが担当していました。

 神宮寺さんといえば、スタッフにもメンバーにも優しくて、自他ともに認める“国民的彼氏”でしたが、演出については非常にストイックだし、細部までこだわっていたことで知られています。2019年のライブで行なわれた“上から桜の花びらに見立てた薄ピンク色の紙吹雪が降り注ぐ”という演出などは、高橋海人さん(24)を筆頭にメンバーで話し合いを重ねて決めた演出だったとか」(前同)