赤楚衛二(29)主演の水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)の第1話が7月12日にスタートし、世帯平均視聴率が6.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。7月19日の第2話は少し落ちて5.1%となったが評判は良いようだ。

 このドラマは、ねむようこ氏の同名コミックが原作。性格が良くて仕事もできる“いい男”なのに、元カノ・美和子(生田絵梨花/26)との別れを引きずって、彼女いない歴10年という33歳の会社員・向井悟(赤楚衛二)が主人公。彼が数々の女性たちと出会いながら、久しぶりの恋に挑むという恋愛迷子のラブストーリーだ。

 第1話の内容は以下。向井は、母・公子(財前直見/57)、妹・麻美(藤原さくら/27)、スパイス&バー「パイレオ」の店主で麻美の夫・元気(岡山天音/29)と実家暮らし。10年前、向井は美和子を抱きしめ、「美和子のこと、ずっと守ってあげたい」と告げると、「守るって何?」と問われ、固まってしまう。

 ある日、向井の職場に派遣社員・中谷真由(田辺桃子/23)がやって来る。向井は、コピー機のトラブルを助けたり、好きなバンドの話をしたり、お誕生日係の買い物を手伝ううち、真由のことが気になっていく。そして、「パイレオ」で真由と食事して、彼女が先に帰ったあと、常連客・坂井戸洸稀(波瑠/32)がやって来て……という展開。

 そして第2話では、「パイレオ」のアルバイトの10歳下の羽鳥アン(久間田琳加/22)と良い関係に……。飲みに行った帰りにキスをされ、彼女を意識する向井。そのまま交際に至るかと思いきや、年齢差のところを含めたギャップが見え始めて……という展開だった。

 主人公が“恋愛迷子”だという事前情報から、恋に不器用な向井に胸キュンする恋愛モノかと思われたが、実は、向井がカッコ悪い姿を見せまくるドラマだった。そんな向井を演じる赤楚には、視聴者からは、《これほどの完璧なビジュアルなのに、絶妙なダサさを表現できるのってスゴい》など、称賛の声がツイッターに寄せられていた。