■ダサい向井役で赤楚衛二がひと皮剥ける!?
また、原作ファンにも、《向井くんは赤楚くんが演じることで、“悪気のないちょっとイヤな言動”が絶妙で、『あー』となるけど嫌いにまではならないというバランスがリアルだった》《原作のイメージ通り、向井くん役をやるなら赤楚くんしかいないよな》など、現在の33歳の向井から、回想シーンの23歳の向井まで、違和感がないと好評だった。
「前クール放送の『ペンディングトレイン』(TBS系)や『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の真面目な好青年と違い、赤楚が演じるのは見事にダサい青年。それが妙にハマっていて好評なんです。今まで一生懸命なイケメンが多かったので新鮮ですが、見事なハマり具合です。今作でひと皮剥ける予感をさせます」(ドラマライター/ヤマカワ)
第2話では女性側から突然されたキスシーンはあったものの、初回含めて“胸キュン”なシーンが少ない印象だ。今後も赤楚が演じる「向井くん」ならば、視聴者を満足させられるだろうか?
「日本テレビ系の水曜夜10時枠は、今田美桜主演の『悪女(わる)』や奈緒(28)主演の『ファーストペンギン!』など、お仕事モノが多いんです。今作はお仕事モノではないですが、男女間のすれ違いが描かれるようなので、これまでのドラマ同様、“胸キュン”はほぼなしでしょう。それでも、ダサかわいい赤楚なら、ちゃんと最後まで引っ張れそうです」(前同)
向井視線で見せたシーンを、女性側の視線でもう1回見せるなど、多少、演出にクセが強いところがあるが、向井だけでなく、鋭い指摘をする恋愛相談役の洸稀(波留)や、トボけた雰囲気の元気(岡山)など、登場人物が魅力的なキャラクターばかりで、今後も期待ができそうだ。