■『大病院占拠』は櫻井にとって失敗できないドラマ

 また、番組肝いりだった“演出”がまったく機能していないという声も――。

「病院を占拠した10人組の武装集団は、声はおろかスタッフロールもクレジットも加工されていて、視聴者にも正体は不明。1月24日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)によると台本も無記名だし、一緒に演じる場面がない役者陣にも正体は伏せられている徹底ぶりだといいます。

 ドラマの公式SNSで少しずつヒントを小出しにして視聴者を盛り上げていく作戦だったといいますが、しかし、第1話時点でカンのいい視聴者たちに役者陣がほとんど推理されてしまっているんです。特に、リーダー格の“青鬼”は露出していた口元や歩き方、果ては視聴者による“ボイスチェンジャー加工の解除”という荒業から、SexyZone菊池風磨さん(27)だと確信されてしまっている。

 ですので今後、正体が発覚しても、さほど盛り上がらないのではないか、となっていますね……」(前出の女性誌ライター)

 櫻井と日テレにとって『大病院占拠』は単なる主演ドラマ以上のものがあるという。

「櫻井さんと日テレといえば『newszero』の月曜キャスターが思い浮かびますよねで。日テレ上層部は、以前から“キャスター櫻井翔”のことをとにかく気に入っていて、最終的には『news zero』の月曜日から金曜日まで全曜日を担当して欲しいと考えているといいます。

 その布石に、櫻井さんを早ければ今年4月から“週2日以上”にしたいとか。それに先駆けて主演ドラマで存在感をアピールしたいところですが、ドラマ自体にこう悪評が出てしまっては……。櫻井さん含め、役者陣の演技とは別の部分のツッコミ、酷評なので、気の毒な話ですね……」(芸能プロ関係者)

 主演ドラマの撮影中に41歳を迎え、あらためて気を引き締めているであろう櫻井。主演の頑張りでドラマのクオリティも向上させられるか――。