8月29日、ジャニー喜多川前社長(享年87)の加害疑惑問題をめぐりジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が都内で会見を開いた。そこでは「ジュリー氏の代表取締役社長辞任と同族経営の弊害の防止」と題して、現社長で、ジャニー氏の姪である藤島ジュリー景子氏について「代表取締役社長を辞任すべきと考える」と“辞任勧告”まで行なわれたのだ。

 正式発表はまだだが、複数のスポーツ紙にも“ジュリー氏は近く辞任する”と報じられており、ジュリー氏の辞任は確実視されている。

 8月29日配信の『文春オンライン』でもジュリー氏の退任について「文春砲」が打ち込まれているが、その記事のタイトルに、SMAPファンから怒りの声が再燃しているという。

 ワイドショー関係者は話す。

「当然、SMAPファンは文春に怒っているのではなく、ジュリー氏に対して怒りを露わにしています。

 ジュリー氏は、ジャニー氏の加害問題についての謝罪動画を5月14日に公開しましたが、それ以外では記者会見などは行なっておらず、表にいっさい顔を見せていません。『文春』は“ジュリー氏は精神的にかなり追い詰められていて、人前に出られるような状態ではない”という関係者の声を取り上げているほか、記者会見に出席せずに社長を退任する、と報じています」

「人前に出られるような状態ではない」――この一文は記事タイトルにも用いられているが、これにSMAPファンが激怒しているのだ。その理由は、2016年1月18日に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で行なわれた “公開処刑”事件がフラッシュバックする人が続出しているからだという。

「2016年の頭に解散説が各スポーツ紙で報じられ、その件で世間を騒がせ、関係者にも迷惑をかけたことを生放送で謝罪した、SMAP解散騒動を象徴する出来事です。

“事務所側の木村拓哉さん(50)と裏切った残り4人”を明確に区別する演出は、“ソウギョウケ”ことメリー喜多川氏(享年93)の“ダメ出し”の末によるものだったことが、『スマスマ』を担当していた放送作家・鈴木おさむ氏(50)による事実上のノンフィクション小説『20160118』(2022年12月9日発売の『文藝春秋』/文藝春秋に掲載)で明かされています」(前同)