神木隆之介(30)主演のNHK朝ドラ『らんまん』は最終章に入り、9月4日から第23週「ヤマモモ」が放送される。主人公の妻・寿恵子(浜辺美波/23)が、待合茶屋「山桃」を開店することを決心し、主役級の活躍が始まりそうだ。

 これまで(第21、22週)、主人公の植物学者・牧野万太郎(神木隆之介)は、植物学研究所を出入り禁止にされた田邊(要潤/42)が溺死し、ドイツから徳永教授(田中哲司/57)が帰国。植物学教室の教授に任命されたことを受け、助手として7年ぶりに大学に戻ると、学術研究員として台湾に派遣された。

 一方、寿恵子は、総額500円の借金をかかえ、苦しい家計状態が続いていたため、叔母・みえ(宮澤エマ/34)にお金を貸してもらう代わり、新橋の料亭「巳佐登」で仲居として働くことに。土佐出身の得意客・岩崎弥之助(皆川猿時/52)が企画した、“菊くらべ”で見事な講釈を披露して岩崎ら客を感心させる。

 また、景気が良くて料亭が大忙しの日、軍人たちが客としてやってきたが、芸者が来ないことに腹を立ててしまう。そこで、寿恵子は持ち前の度胸と愛嬌で対応。大好きな『八犬伝』を講談調で披露すると、軍人たちに大ウケで、寿恵子は人気仲居になっていく。後日、みえから商売を始めないかと勧められ……という展開。

「寿恵子は渋谷に待合茶屋を開くようで、万太郎の図鑑作りの夢をかなえるため、妻としての奮闘が見られそうです。8月25日放送の『あさイチ』(同局)の「プレミアムトーク」に登場した際、“退場”が間近になるという同番組の法則が心配されていましたが、浜辺は笑顔で否定していました」(ドラマライター/ヤマカワ)

 早くも寿恵子ロスが心配されていたが、本当に大丈夫だろうか――?