創業者のジャニー喜多川氏（享年８７）の加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が９月７日１４時より都内で会見を行なう。
８月２９日、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」（座長・林真琴前検事総長）が都内で会見を行ない、「１９７０年代前半から２０１０年代半ばまでの長期間にわたり、多数のジャニーズＪｒ．に対し、広範に性加害を繰り返していたことが認められました」と報告。
問題の背景として１９６２年の創業からジャニー氏、ジャニー氏の姉のメリー喜多川元会長（享年９３）、現在の社長であるジュリー氏へと続く“同族経営”の弊害を指摘。
「ジュリー氏がトップのままでは、今後社員や職員の意識を根底から変えて再出発することは極めて困難と考える。ジャニーズ事務所が解体的出直しをするため、経営トップたる代表取締役社長を交代する必要がある。ジュリー氏の代表取締役社長の辞任を求める」と、ジュリー氏への“辞任勧告”を行なった。
７日の会見でジュリー氏の社長退任と新社長が発表されるとみられており、タレントトップの東山紀之（５６）、「株式会社ＴＯＫＩＯ」で取締役社長を務めるＴＯＫＩＯ・城島茂（５２）、ジャニーズアイランド社長の元Ｖ６・井ノ原快彦（４７）らが新社長候補だと複数のメディアが報じていた。
「そんななか９月４日、『文春オンライン』が“新社長は東山紀之”と断定的に報じましたよね。関係者に聞いても、やはりその情勢ですね。
東山さんはジャニーズタレントトップ。“火中の栗を拾う”ということになるのでしょうね。しかし、『文春』にはジュリー氏が代表権も持つ形で取締役で残るともあり、報道通りなら再度の大炎上は必至。また不穏な感じですよね……。
ただいずれにせよ、新ジャニーズに生まれ変わることになります。もしかしたら社名も変わるかもしれませんし、タレントの流出も続出する可能性もありますよね」（芸能プロ関係者）
■新ジャニーズ事務所始動後に……
滝沢秀明氏（４１）が立ち上げた「株式会社ＴＯＢＥ」に合流するタレントも続出しており、８月３０日のスポーツニッポンでは、２０２０年１月に同時デビューしたＳｎｏｗ ＭａｎとＳｉｘＴＯＮＥＳも、滝沢氏に恩義を感じていることもあり、今回の一件を受けて一部のメンバーがＴＯＢＥに合流する可能性も一層高まったと報じた。
「ジャニーズと良好な関係にあるはずのスポーツ紙からこんな報道が出るなんて、やはりとんでもない事態が起こっていることが分かりますよね。ただ、今回のことをきっかけに、これまで止まっていた、“塩漬け”にされてきたさまざまなことが動き出すと言われています。
その中でも最大級の懸案事項が、嵐の今後の活動について。そして彼らはいよいよ、“解散”という道を選ぶのではないかと関係者の間でささやかれているんです……」（前出の芸能プロ関係者）
