今、報道・情報番組に携わるジャニーズタレントの名前を上げ始めたらきりがない。

news zero』(日本テレビ系)で月曜キャスターを務める櫻井翔(41)を筆頭に、『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)にはTOKIO城島茂(52)、『シューイチ』に出演するのはKAT-TUN中丸雄一(40)。そして『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)でキャスターを務めるのはジャニーズ事務所の新社長とも噂される東山紀之(56)である。

 ほかにもまだまだいる。現在、ジャニーズでも、キャスターになるのが目標だと公言するタレントも珍しくはなく、実際多くの番組で活躍している。

 8月31日放送の『Live News イット!』(フジテレビ系)では、SDGs特別企画でのマンスリースペシャルキャスターとしてSnow Man阿部亮平(29=上智大学大学院理工学研究科修了)が登場。

 関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ!group福本大晴(23=大阪市立大学経済学部卒)は、ジャニーズタレントとしては初となる国公立大卒業という学歴が武器。将来キャスターになるのが夢で、すでにレギュラー出演している情報バラエティ番組『あさパラS』(読売テレビ)では政治家にインタビューするなど、その存在感を示している。

 顔良し、頭良しのジャニーズタレントが、今後も報道キャスターの座を埋めるかと思われた――が昨今のジャニー喜多川氏(享年87)による加害問題の影響で、潮目が変わりつつある。

「国連の人権理事会が調査に乗り出したことからも分かるように、ジャニー氏の加害実態は世界規模で問題視されている。そのなかで、ジャニーズタレントがキャスターを務める番組ではどうしても“言えること”に限界があるうえ、出演タレントのコメントの有無が炎上の元になってしまう。

 タレントが悪いというよりも、番組の体制に歪みがあることが浮き彫りとなりました」(現役キー局社員)