創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、ジャニーズ事務所が東京・港区の本社入口に展示していたジャニー氏の大きな肖像画を取り外していたと、9月13日のスポーツニッポンが報じた。

 同作は、大野智(42)が2020年の個展に向けて製作したもの。縦2.2m、横2.6mという巨大なキャンバスに、カラフルにジャニー氏を描いた意欲作だった。展覧会後には本社1階のロビーに飾り、“事務所の顔”として来客やタレントを迎えていた。

 しかし、この肖像画は加害報道後に撤去。「現在の状況でジャニーさんの肖像画を置いておくことはまず不可能。これも一種の“ジャニーさん断ち”の表れでしょう」と関係者は語っている。

 また、東京・帝国劇場で生前のジャニー氏が使用し、死後も“ジャニーさんの部屋”と言われていた楽屋が、現在上演中の舞台『DREAM BOYS』では設けられていないことも明らかになった。

 これまではジャニー氏が手掛けてきた舞台作品では、ジャニー氏の死去後も“楽屋”が設けられ、公演前後などにタレントらが集う場所として使用されていた。

「ジャニーズ事務所はジャニー氏の色を抑えようとしていることがうかがえますよね。ただ、ジャニー氏の肖像画を撤去するより、社名を変えるべきだという声も噴出しています」(ワイドショー関係者)

■「他人の作品撤去する前に屋号もどうにかした方が良いよね」

 東山紀之新社長(56)は9月7日の会見で「ジャニーズ」の名称を残すと明言していたが、今、SNSには、

《これを描いた智くんどう思っているんだろ》
《これは大野くんの作品に対してどうなのと思ってしまうし、他人の作品撤去する前に屋号もどうにかした方が良いよね》
《いやいやいや。なら社名を変えろよ(笑)》
《J氏が諸悪の根源だと思うなら社名変更もやむなしとは思わないのでしょうか》
《早く社名からも撤去するべき!!》

 といった意見が寄せられている。

「大野さんが描いたジャニー氏の肖像画は、ジャニーズファンもよく知っている事務所を象徴するような、そして大野さんを象徴するような作品です。それを撤去するとなったら、嵐の解散、大野さんの完全引退も秒読み段階に入ったと言えるのかもしれません……」(前同)