■ジャニーズ「紅白歌合戦辞退論」にデーブ氏は何と答える?

 音楽業界からも上がるジャニーズへの非難の声。デーブ氏に見解を尋ねると、

「今年は発表がある前に辞退すべき。その方が潔く映ります。確かに紅白の出場基準はその年売れたアーティストとも限りませんし、曖昧。それでも世間の温度感を鑑みるに、ジャニーズからは1組か2組の選出が限界でしょう。だったら、1年間自粛するのが大人の対応です」

 とのこと。

 一年を締めくくる番組として例年30%超えの視聴率を記録する紅白歌合戦。出演アーティストは一躍全国にその名を轟かせることができるのが最大のメリットでもある。所属アーティストが出場を辞退するのは大きな痛手にも思えるが、それだけのメリットはあるとデーブ氏は話す。

「NHKは9月11日に『クローズアップ現代』でジャニー氏の問題を追及しました。NHKにはジャニーズタレントのみが出演するレギュラー番組『ザ少年倶楽部プレミアム』がある。この番組が打ち切られれば、全国への露出という観点からジャニーズ事務所が被る打撃は計り知れない」

『クローズアップ現代』では22年4月にNHK理事を退任し、現在はジャニーズ事務所の顧問を務める人物にも加害問題への見解を問うている。

「この男性は現在、放送されている大河ドラマどうする家康』の主演に松本潤(40)をねじ込んだとも報じられています。番組の取材には応じませんでした。こういった対応を事務所関係者が続けるようでは加害問題の解決は難しいでしょうね……」(前出のレコード会社関係者)

 事務所が徹底的に事実関係を明らかにする以外、問題解決の道はないように思うのだが――。