■主役でいてこそ輝く二宮。期待するのは……

 これまで二宮は主役を張ることが多かったが、しばしば“自分は俳優である前にアイドル”とも口にしている。

「主役とは、ある程度の華、ある程度の個性みたいなものがあれば、どっしり構えてさえいれば、あとはまわりが頑張って面白くしてくれるものと言われます。そういう意味で、二宮さんは主役タイプで、これまで、脇に回って主役を輝かすために、出たり引いたり細かく技巧を凝らす必要がなかったのだと思います。

 同じジャニーズでも、生田斗真さん(38)や風間俊介さん(40)は、“アイドル”ではなくて“俳優”として活動している。だから主役も脇役もやる。二宮さんは主役でありアイドルでやってきた人だから、今回、助演にまわったのも新機軸なんでしょうね。

 ただやっぱり、主役でいてこそ輝くという感じがする。だから、ノコルが主役のスピンオフをぜひ見たい! ノコル視点でドラマを作ったら、すごく切なくて、物語が盛り上がるものができるんじゃないでしょうか。すごくノコルに感情移入すると思うんですよね」(木俣さん)

 国民的アイドルグループに所属し、ドラマ界でも常にセンターを歩んできた二宮。豪華出演陣の脇を固めることになった今作で、最後に見せるのは輝きか、それともドス黒い感情か――。