■多くの人気イケメン俳優以上に「一条天皇」に相応しかった
塩野は『キョウリュウジャー』時代から殺陣が上手く、その後も2.5次元舞台の『戦国BASARA4皇』(2016年)で主演・伊達政宗を演じたり、映画『HiGH&LOW THE WORST』シリーズに出演したりと、実力派俳優として着実にキャリアを積み重ねてきた。
そうした努力が実を結んだのだろう。現時点の塩野は俳優として確かな実績も実力もあるが、ハッキリ言えば、テレビ的な知名度はさほど高くない。それは当人も自覚していて、
《自分で言うものではないと思いますが、知名度的にも抜擢いただいたと言わざるを得ません。誠意をもって向き合い、地に足つけて挑みたいと思います》
と、初の大河出演にコメントを寄せている。
実際、一条天皇のキャスティングが正式発表される前、SNSでは、役のネームバリューや史実でも美男子と言われているイメージから中川大志(25)、松下洸平(36)、北村匠海(25)、宮沢氷魚(29)といった人気イケメン俳優の名前を挙げる声が多かった。逆に言えば、塩野には彼らに負けない魅力があるということだろう。『光る君へ』の活躍を機に、一般層への知名度も大幅に上がること間違いなしだろう。
《キョウリュウジャー10周年というめでたい節目に、竜星くんと塩野くんの大河ドラマ出演が決まるなんて、これほどのご褒美はないね》
《キョウリュウジャー10周年でこんな素晴らしいことあるか。主要キャスト2名が初大河》
《この中で売れたと言えばキング(『ちむどんどん』のニーニー)…と思いきや、ソウジが大河で大きな役に抜擢されたようですな…みんな頑張れ。》
といったファンの喜びの声も多い。
『キョウリュウジャー』が10周年を迎える年に、すでにブレイクしていた竜星は今年最大の話題作と名高い『VIVANT』での大活躍。塩野は、来年の大河ドラマでの大役が発表&竜星との再共演が決定――『キョウリュウジャー』俳優にとって、非常におめでたい10周年となったようだ。