俳優の森七菜(22)と間宮祥太朗(30)がダブル主演を務めた月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)が9月18日に最終回を迎えたが、不名誉な記録を更新してしまった――。

 最終回の世帯視聴率が6.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、月9ドラマとしてはかなり低い数字を記録。

 初回の世帯視聴率は6.9%。フジテレビの月9ドラマは2018年7月クールの『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』の初回10.6%から2桁スタートが続いていたが、19作連続の初回2桁スタートとはならなかった。

 その後も視聴率は4~5%台を推移。1話平均の視聴率は5.7%で、これは2018年1月クールの月9ドラマ『海月姫』の6.1%を下回る“月9ワースト視聴率”となってしまったのだ。

 ドラマは、真夏の海を舞台に、男女8人が運命的に出会い、複雑な感情や本音をぶつけ合いながら成長していく恋愛群像劇。

 最終回では、森演じる蒼井夏海は、間宮演じる水島健人と別れ、横断歩道を渡る夏海に突っ込んできた車から守ってくれた神尾楓珠(24)演じる牧野匠と一緒にいることに。

 しかし、浮かない表情を浮かべる夏海に匠は「俺は夏海に幸せでいてもらいたい。夏海のことが大切だから。俺たち、幼なじみだから」と告げた。健人も父に「僕は、夏海と一緒にいたい」と宣言。東京まで来てくれていた夏海を抱きしめ「もう絶対離さない」と約束する。後日、海辺でデートをした2人は、夢について語り合い、夕日をバックにキスをする――というハッピーエンドとなった。

※画像は『真夏のシンデレラ』の公式X(ツイッター)『@natsu_cin』より

「ドラマは序盤から時代考証や年齢設定、ご都合主義的な展開などで視聴者からはツッコミが殺到。前クールに木村拓哉さん(50)が主演した『風間公親-教場0-』のシリアスで重い作風とのギャップを狙い、あえて平成のトレンディドラマのようなベタな展開の恋愛作品を目指したのかもしれませんが、数字には結びつきませんでしたね」(制作会社関係者)