■木村拓哉は「出るも地獄、残るも地獄」

 芸能プロ関係者が話す。

「木村さんにも退所説が出ていますが、彼の場合は“出るも地獄、残るも地獄”といった状況だと言われています。たしかに今のジャニーズ事務所に残れば、収入は大幅に減ってしまうでしょうし、木村家全体のプロデューサーである妻の静香さんも“残るのがマイナスなら退所すれば?”と言いそうな感じもある。

 ただ、芸能界は、7年前のSMAPの独立、その後の解散騒動における木村さんの動きを厳しい目で見ている。もしジャニーズを退所しても、その後の活動は難しいだろう、と関係者の間ではもっぱらですよ……」

 2016年1月にSMAPの独立騒動が勃発した際、5人のメンバー全員が元SMAPチーフマネージャーのI氏とともにジャニーズ事務所を退所すると思われたが、木村が残留の意思を示したことで独立計画は頓挫。

 同月に生放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では、メンバー全員が黒いスーツに身を包んで見解を述べるという“公開謝罪”へと発展。同8月にはSMAPが同年12月31日をもって解散することが明らかになった。

 木村と中居正広(51)はジャニーズ事務所にとどまったものの、稲垣吾郎(49)、草なぎ剛(49)、香取慎吾(46)は同社を退所。2017年9月にI氏が設立したCULENに移籍し、新しい地図として新たなスタートを切った。

「SMAPが全員で独立する、となった際、複数の大手芸能プロダクションがバックについて彼らの受け皿になって面倒を見るという話が浮上。そのプロダクションは大手でしたから、“電撃移籍”となってもジャニーズ事務所としてもなかなか口を出すことはできませんし、実際にそういった話が進められていたといいます。

 ところが木村さんは、静香さんや家族のために残留することを選択したと言われています。裏ではもっと複雑な事情もあったのかもしれませんが……。

 ただ、当時のことがいまだに尾を引いていて、ジャニーズ以外の芸能界の幹部の間では“彼が退所したとしても、もうフォローはもうできない。するつもりはない”となっていると言われています。芸能界の重鎮はあのときの“裏切り”に対する怒り、そして呆れを忘れていない、ということではないでしょうか……」(前同)