■ジャニーズの影響なし…NHKとは蜜月状態に
ただ、現在の状況を考えれば、喜多川氏をモデルにした人物が劇中に登場することはまずないだろう。表面上は、そんな因縁などなかったこととして、ドラマは進んでいくはずだ。そしてむしろ、今回の出演は草なぎにとって大転換になるという。
「各局のジャニーズ離れが進んでいる中、縁が切れている草なぎにとって今回の出演は追い風です。相手は実力派の趣里。彼女と相対することで、草なぎの演技もあらためて光るはずで、評価はさらに高まるはず。大河ドラマ『青天を衝け』の徳川慶喜に続いて、朝ドラでも重要キャラ。間を置かずに単発ドラマ主演と、まさにNHKとの蜜月が始まったといっていいでしょう」(芸能ライター)
草なぎの起用理由について、番組制作統括・福岡利武氏は番組の会見で、羽鳥善一という役を作るうえで、明るさが1つのキーワードになるとし、どんな時も明るく音楽と一緒に歩むところが、草なぎにピッタリだと思ってオファーしたと説明。鋭さとチャーミングさを併せ持つ俳優だと、草なぎをベタ褒めだった。
さらに、同局で12月放送のドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』で主演するが、こちらも注目だ。草なぎは、ろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子ども、コーダ(Children of Deaf Adults)で、手話通訳士として働く主人公を演じるという。細かな演技が要求されるだろうが、草なぎならば、見事に演じきるはずだ。
NHKだけでなく、民放でも“ジャニーズ離れ”が進んでいるが、草なぎの無双状態は続きそうだ。