■スポンサー、ロケ地、共演者…消滅危機の『教場3』

『教場』は長岡弘樹氏の同名小説が原作で、木村は冷徹な警察学校の教官・風間公親役。

 2020年正月にスペシャルドラマとして第1弾が放送、21年正月に第2弾が実現。ともに前後編の2回仕立てで、世帯平均視聴率は第1弾が前編15.3%、後編15.0%。第2弾も前編13.5%、後編13.2%と好評だった(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。

「さらに23年4月期の月9枠で、スペシャルドラマの前日譚となる『風間公親―教場0―』を放送。満を持しての連続ドラマでしたが、トータル世帯平均視聴率は9.8%と“キムタクドラマ初の1桁”となってしまいました。木村さん主演のドラマとあって、フジテレビも新垣結衣さん(35)や赤楚衛二さん(29)、北村匠海さん(25)ら豪華俳優陣で脇を固めたので、痛恨の結果だったというのが本音でしょうね。

 話題になったとも言えずじまいでしたが、不完全燃焼感を挽回すべく、24年4月放送予定のスペシャルドラマ版として『教場3』を制作することが決まっていました」(制作会社関係者)

 しかし、ここにきてスポンサー問題が勃発したのだ。

「今後ジャニーズに関わる新番組には、思うようにスポンサーがつかない可能性が出てきた。ジャニーズタレントが出演するドラマにロケ地を貸し出すのは……と貸し渋りも起きているそうです。教場もメインとなるロケ地から使用NGを通達されたと聞こえてきています。そうしたことが原因で、撮影延期になったとか……。

 放送日はそのままということですが、スケジュールを白紙撤回するとなると、予定されていた共演者たちだって他の仕事との兼ね合いがある。結果的に共演者も台本も練り直し、まさに”消滅危機”です」(前同)

※フジテレビ『風間公親-教場0-』の公式インスタグラム『@kazamakyojo』より