■『グランメゾン東京』の制作が"決行”できるワケ
一方で同じ木村主演でも、TBS日曜劇場で2019年に放送された『グランメゾン東京』では、来年公開となる劇場版の話が着々進行中だという。
「木村さんは、一度挫折した型破りなフランス料理の天才シェフ・尾花夏樹役。ドラマでは木村さんの意向でパリの有名三つ星レストラン『ランブロワジー』でクランクインするなど“現地”での撮影にもこだわり、全11話の平均視聴率は12.8%と好調でした。
ドラマで現地撮影をしたのに、劇場版でしない選択肢はない。移動費や滞在費などお金はかかりますが、今回もフランスロケを敢行します。演出は10月クールの鈴木亮平さん(40)主演の『下克上球児』も担当するTBSの敏腕監督・塚原あゆ子さん。塚原さんも、現地で綿密にロケハンをしたとのことですね。
今度は、木村さんたちがミシュランの星に挑戦する――そんな展開もあるのかもですね」(前出の制作会社関係者)
と、“ジャニーズ大逆風”のなか『グランメゾン東京』はいたって威勢が良いが、なぜ『教場』は消滅危機を迎えているのに、同ドラマは撮影が決行できるのか?
「まず、『教場』はドラマでスポンサーありき。一方『グランメゾン東京』は劇場版。映画は製作委員会方式で、お金を出すのはテレビ局のほか配給会社、制作会社、芸能事務所、広告代理店など。スポンサーを気にしなくていいんです。
また、ロケも海外であれば目立たない。つまりジャニーズ事務所の動向と、それによる世論の動きがどうなるかわからない今、劇場版は手をつけやすいということです」(前同)
ジャニーズ事務所に期待する改革、スポンサーの意向、ロケ地や共演者の腹づもり……制作陣にとっては、しばらく探り合いの日々が続きそうだ。
この後よる9時からは、日曜劇場『グランメゾン東京』。@gurame_tbs
— TBS (@tbs_pr) November 17, 2019
今回は第5話です。閉店の危機!? 3年前のナッツ混入事故の真実が明かされる!? 店の存続をかけたフードフェス! 起死回生なるか!? そして、涙と絆のまかない飯とは!?#グランメゾン東京 #チームグラメ #tbs pic.twitter.com/BEBlH5tP6p