■すでに“X(ツイッター)”という実例が!
前出のスポーツ紙記者が話す。
「独立したSMAPのメンバーが『新しい地図』を立ち上げた際もそうでしたが、馴染むのには時間がかかるし、どんな社名でも“コレジャナイ感”がどうしても避けられません。だからこそ“ジャニーズのままで良い”と言うファンも、一定数いるわけで……しかし、2つ目はある意味それ以上に深刻な問題です」
2つ目の問題。それは、活字メディアが大きく関係しているという。
「多くの活字マスメディアは、大企業や有名人などが改名した場合、名称が浸透する間は旧名をほぼ100%添えますよね。直近ではSNSの“X”を取り上げる際は必ず“(旧ツイッター)”“(ツイッター)”などと併記しているし、俳優の水上恒司さん(24)は昨年9月に改名後もしばらくでは“(元・岡田健史)”の表記が外れませんでした。
そのため、ジャニーズ事務所が改名しても、当分の間、“(旧ジャニーズ事務所)”と、間違いなく但し書きがついてしまうんですよ。これまでの傾向から考えて、短くて数か月、最悪の場合は半年以上続くでしょうね」(前同)
この“表記問題”はすでに多くのファンにも指摘されていて、
《日本テレビもジャニーズ事務所に社名変更を求める前に、もしジャニーズが社名変更した場合には日テレの関連企業である読売新聞も報知新聞も読売テレビも一切(旧ジャニーズ)(元ジャニーズ)と記載することはございません、くらい言いなさいよ》
《ジャニーズが社名変更したところで(旧ジャニーズ)って呼ばれる未来しか見えないんすよね。XもみんなTwitterって呼んでますし》
《ジャニーズ事務所から改名したところで、TOBE所属のIMP.ですら「元ジャニーズJr.」って紹介されてたくらいなんだから無理だろと思ってる》
といった声が多く寄せられている。
「つまり、ジャニーズ事務所は改名してもイメージの刷新はすぐには不可能ということです。仮に新規のCM契約があったとしても、“○○(旧ジャニーズ)のAさんがCM就任!”みたいに報じられては、“ジャニーズの名前を外して欲しい”と考えている企業サイドは困りますよね。
あまりにも日本中に浸透してしまっている名称“ジャニーズ”からはなかなか逃れられない……。果たして、東山新社長はどんな決断を下すのでしょうか……」(前同)
10月2日に被害者への対応策の詳細や、社名変更などの件を発表する予定のジャニーズ事務所。会見で、東山新社長は何を話すのか――。