■実は“爆死ドラマ”ではなかった月９女優も評価爆上げ！

■森七菜（２２）主演『真夏のシンデレラ』（フジテレビ系）

　最終回（９月１８日放送）のコア視聴率…３.５％

　２人目は、『真夏のシンデレラ』で主人公・蒼井夏海を演じた森七菜だ。

『真夏のシンデレラ』は、フジテレビの「月９ドラマ」枠の原点回帰を意識した、王道のラブストーリーで、真夏の湘南の海が舞台の「男女８人恋愛群像劇」である。月９歴代ワースト１位の平均世帯視聴率５.６％を記録してしまった“大爆死ドラマ”と思われがちだが、実はコア視聴率は堅調だったのだ。

※画像は『真夏のシンデレラ』公式Ｘ（ツイッター）『@natsu_cin』より

「業界が重視しているのは１３歳から４９歳のコア視聴率の方ですから、若くして座長を務め、数字的にも作品を成功させたと言えそうな森さんは座長として評価を上げたでしょう。

　本作の評価には“平成のドラマっぽい”という声が多いことから、おそらく、４０代の層はトレンディ感を楽しみ、若い世代は森さんや、相手役の間宮祥太朗さん（３０）、神尾楓珠さん（２４）、萩原利久さん（２４）、水上恒司さん（２４）など旬なイケメン俳優を楽しんだのではないでしょうか」（前出の制作会社関係者）

『真夏のシンデレラ』はベタベタでツッコミどころ満載の脚本・演出が話題になりがちだが、

《ラブストーリーは無理やりな脚本展開があるの当たり前でそれが良いし、夏ってだけでそれ許されるんやけど、演技うま森七菜ちゃんの手にかかれば余裕でキュンキュンさせてくれる》
《森七菜ちゃんの涙をこらえるシーンもらい泣きした～あそこまでひどい母親ドラマっぽ過ぎで冷めるけど七菜ちゃんの演技で成立させてる～毎回そんな感じだけどね》
《脚本がとんでもなくてモヤモヤするんだけど、森七菜ちゃんの演技があまりに素敵で見ています》

　といった声が多く、結果的に “脚本をカバーできる森の演技力はすごい！”という役者としてプラスの評価につながったようだ。

「ただ、『真夏のシンデレラ』は世帯視聴率が月９ワーストを出してしまったのも事実で、そのレッテルが森さんには今後、ついて回ってしまいそうですね……」（前同）

■松岡茉優（２８）主演『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（日本テレビ系）

　最終回（９月２３日放送）のコア視聴率…３.６％

『最高の教師』は、卒業式の日に「担任生徒の誰か」に突き落とされた高校教師・九条里奈（松岡）が、気がつくと１年前の始業式の日に時間が戻っていたことから、「３０人の容疑者」である生徒たちと向き合い、再教育するという物語だ。もちろん主演である松岡の演技も素晴らしかったが、“評価爆上げ俳優”最後の３人目は、別の女優だという。