フジテレビ系「水曜22時枠」にて9月27日から放送開始した向井理(41)主演のドラマ『パリピ孔明』が話題だ。初回視聴率は世帯6.1%、個人3.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)でまずまず。何より「キャスティングが神!」と評判になっている。

 10月4日に第2話が放送される本作は、累計発行部数160万部突破の同名人気コミック『パリピ孔明』(講談社)を実写化した音楽青春コメディー。死んだはずの中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明(向井)が現代の渋谷に若返って転生するところから物語はスタートする。

 孔明はクラブで出会った駆け出しのシンガー・月見英子(上白石萌歌・23)の歌に感動したことをきっかけに、英子の夢を手伝うことを決意。目の前に直面する壁を軍師のごとく巧妙な作戦で切り崩していく――。

 共演は、諸葛孔明の主君・劉備をディーン・フジオカ(43)、英子が勤めるラウンジのオーナー・小林を森山未來(39)。SNSフォロワー10万人の人気女性シンガー・ミア西表を菅原小春(31)が演じ、圧倒的な歌唱力を持つアメリカの“歌姫”マリア・ディーゼル役は、3人組ロックバンド女王蜂のボーカルであるアヴちゃんが務める。

 HIPHOP界の若きカリスマ・ラッパーの赤兎馬カンフーはELLY(36/三代目J SOUL BROTHERS)、スーパーアーティスト・前園ケイジに扮するのは関口メンディー(32/GENERATIONS)だ。

 第1話が放送されると、漢服姿で流暢な中国語を話す劉備(ディーン)の美しさが視聴者の目を釘付けに。脇を固めるクセの強いアーティスト陣が演じる音楽シーンは、原作の世界観そのままにバッチリのはまり役と評判だ。

 セクシーな衣装で妖艶なステージを作り上げるミア(菅原)には《本気のパフォーマンスがドラマ越えてた》《かっこよすぎ》。マリア(アヴちゃん)の歌には《素晴らしくて感動した…》《神がかってた》などなど、もはやドラマというより音楽番組かと思えるほどのこだわりようが”ガチンコキャスティング”だとして話題となった。

※画像は水10ドラマ『パリピ孔明』公式X(旧ツイッター)『@paripikoumei_cx』より

 そんな中、視聴者の間で賛否が分かれているのが、英子役を演じる上白石だ。《上白石萌歌ちゃん演技も上手で歌も上手で可愛い》という声がある一方で、《イメージと違いすぎて泣いた》と原作とのギャップに違和感を覚える声も続出。

 それもそのはず、ドラマ版において英子のキャラクターは大胆に変更されているのだ。