■年末年始もSMAPが見られない?
「ジェイ・ドリームを解散・清算するとなったら、会社の資産、株式などを株主らに分配する必要が出てくる。そうなったらI氏や元SMAPメンバーにも大金が支払われることになるから、それを嫌ったジャニーズ事務所が形だけ存続させているのでは――とも噂されています」(前出の芸能プロ関係者)
そんな白波瀬氏は、ジャニーズ事務所本体の副社長を辞任後も嘱託社員として引き継ぎを行なっていることが明らかとなっている。
10月4日の『ENCOUNT』の取材によると広報、メディア対応業務の引き継ぎだけでなく、同事務所が設けた被害者救済委員会に被害を申告した人物の「在籍確認作業」に協力しているということだ。
「2日の会見では申告者が478人で、補償を求めているのは325人。事務所に在籍していたことが確認されたのは約150人だと公表されていますから、大変な労働になるのは容易に想像できますよね。
“NGリスト”の対応もあるでしょうし、このままでは年内までに対応が終わらないことも十二分に考えられる。そうなると怖くなってくるのが、“年末年始特番”におけるSMAPの扱いです」(前同)
すでに『NHK紅白歌合戦』を筆頭に、各局では年末年始の音楽特番などに向けて企画が動いている。今回炎上したフジテレビの場合、12月上中旬ごろに『FNS歌謡祭』が毎年放送されている。
「そこで、過去の名曲をプレイバックするコーナーがよく企画されますよね。テレビ局サイドがSMAPの映像を使用したくても、ジャニーズ事務所が現状の対応に追われてそれどころではなければ、過去の映像を使用することができないと。過去の映像ではあるのですが、伝説の国民的グループ・SMAPがお茶の間から完全に消えてしまう――そうした事態が発生する恐れがあるというわけです。
今回の『ミュージックジェネレーション』は、そんな不吉な兆候の、前触れかもしれませんね……」(前同)
テレビ局の忖度が薄れたとしても、過去の映像が使えない――そんな危機が。地上波テレビでSMAPの姿が流れる貴重な機会を楽しみにしている国民は多くいるが……。