今年で40歳を迎えた二宮和也。グループの活動休止後も俳優業を中心に活躍しているが、この10月には映画とドラマの両方で大きな話題となり、役者としての存在感を増し続けている。

 ドラマは10月9日からスタートした中谷美紀(47)、大沢たかお(55)、二宮によるトリプル主演の月91ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)。

 映画は、10月6日公開の、波瑠(32)がヒロイン役、ビートたけし(76)の同名小説が原作の恋愛映画『アナログ』。二宮の演技は、それぞれで高く評価されている。

「『ONE DAY』も『アナログ』も、これまでの二宮さんのイメージとは違う作品であることも注目されています。

『アナログ』のほうが、従来の二宮さんが得意としている“普通の人”に近いですが、実は二宮さんは、ほとんど恋愛作品に出演したことがなかったんです。物語の要素として“家族愛”や恋愛が挟まれたことはありましたが、王道の恋愛ものは、グループでは松本潤さん(40)が担当するポジションだったことも影響しているかもしれません。

 ちなみに、詳細は伏せますが、二宮さんがカラオケで歌うシーンがあるため、“久しぶりにニノの歌声が聞けた!”と喜ぶファンも多いですね」(映画ライター)

 映画『アナログ』は、インテリアデザイナーの水島悟(二宮)が、毎週木曜日に喫茶店「ピアノ」を訪れる携帯電話を持たない女性・みゆき(波瑠)と出会うことから始まる、切ない恋物語。

 10月5日配信の『週刊女性PRIME』で二宮は、

「これまで、あまり恋愛作品に出演してこなかったので“新鮮だった”というのがいちばんの印象でした」

 と、撮影の感想をコメントしている。

 SNSでは多くのファンが二宮の自然でリアル感のある演技を絶賛しているほか、落語家の立川談春(57)も、

《二宮はもう、説明するのが嫌ンなるほど凄かった。リアルで自然で。二宮和也の無駄遣い、にならない作品で嬉しかったです。原作も是非とも読んでください》

 と、10月8日にX(ツイッター)につづっていた。