■3回目の会見は東山紀之の「ラスト舞台」終了後か

 ジャニーズ事務所は「SMILE-UP.」になり、残留を希望するタレントは新会社とエージェント契約を結ぶことになるが、それでジャニー氏の問題が一気に解決に向かい、スポンサーが戻ってくるわけではない。

 10月2日の会見では、特定の記者を指名しないようにするための「NGリスト」の存在まで明らかになり、ジャニーズ事務所の信頼は失墜。登壇した東山と井ノ原にも冷ややかな目が向けられている。

「ジャニーズ内部でも“もう一度会見をしないと事態は収束しないだろう”となっていて、東山さんの舞台公演が終わるタイミング、もしくは少し“空いた”タイミングで3回目の会見を行なう予定があると聞こえてきています」(前出の芸能プロ関係者)

 年内をもって芸能活動から引退する東山の最後の作品となる主演舞台『チョコレートドーナツ』の上演が10月8日より東京・PARCO劇場でスタート。10月31日まで同会場で上演され、11月3日からは大阪・豊中市立文化芸術センターで、以降、熊本、宮城と続き、11月23日の愛知公演で千秋楽を迎える。

※画像は「PARCO STAGE(パルコステージ)の公式X(ツイッター)『@parcostage』より

■ジュリー前社長&白波瀬前副社長の会見出席は?

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「東京公演終了後、もしくはすべて終わった11月23日以降、いずれにせよ11月に3回目の会見が行なわれるはずです。今度の会見がジャニーズ事務所にとって天王山になることは間違いない。前回は2時間という制限時間がありましたが、次は時間無制限ですべての記者からの質問に真摯に応じる必要があるのではないでしょうか。

 加えて、10月2日は不在だった藤島ジュリー景子氏(57)、約半世紀にわたってジャニー氏、メリー喜多川氏(享年93)、ジュリー氏のことを近くで見てきた前副社長の白波瀬傑(しらはせ・すぐる)氏が登壇しないと納得感はないでしょうね」

 2度目の会見終了後、東京新聞の望月衣塑子記者に白波瀬氏に説明責任がないかと問われた東山は「白波瀬さんにはやはり、説明責任があると思うので、うちの事務所に携わってくれた人たち、やはり協力を仰ぎたいなと思うので、それも含めて検討していきたいと思う」と応じていた。

「どのような会見運営にするのか、ジャニーズ内部では喧々諤々の議論が行なわれているのではないでしょうか」(前同)

 独立するタレント、残留するタレント、被害者への補償、新会社の経営、3度目の会見――ジャニーズにはまだまだ問題が山積している。