■香取の『スマステ』終了への怒りも再燃

 藤野氏の、『「ぷっ」すま』が終わらされた、という発言を受けて、

《Smastationとぷっすまの番組終了は絶対におかしいと思ってた》
《ぷっすまと慎吾ちゃんのスマステ?だったかな?あれ本当に悔しそうだったし、アナウンサーの女性の方(※大下容子アナ)が、本当にいい関係で見ていて安心出来る番組だったのに!理不尽って思ってました》

 と、香取慎吾(46)がMCで、2001年10月から2017年9月にかけて放送されていたバラエティ番組『SmaSTATION!!(『スマステ』)』の最終回を思い出す声が多く寄せられている。

 香取は草なぎと同じく、17年9月9日に旧ジャニーズ事務所を退所したが、番組の最終回は同年の9月23日だった。放送699回という中途半端な数字だったことから「700回まで、あと1回やりたかった」と、最終回で香取は無念さをにじませるコメントを残している。

 しかし、それ以上にファンをざわつかせたのが、最終回時にあった香取の発言だ。

「『SmaSTATION!!』が終了、ってのが新聞に載ったって話を聞いて、“えっ、終わっちゃうの?”って思ってたんですけど、8月12日にプロデューサーから“終わります”って聞いて。“あ、本当に終わるんですね”って。それからの6~7回、本当にあっという間でしたね。とっても残念ですよ」(香取)

 と、香取に直接「『スマステ』が終わる」という話が届いていなかったことが、生放送で本人の口から飛び出したのだ。

 同年9月26日に局内で行なわれた定例記者会見でテレビ朝日の早河洋会長(79)は「テレビ局が(番組終了を)個人に通知することはない」と記者に説明し、事務所側といつまでに終了するというやり取りをしたうえで、事務処理も適正に行なわれた、と釈明していた。

「テレ朝はちゃんとジャニーズに伝えていたのに、それが香取サイドに届いていなかった、ということですよね。

 当時のSMAP解散騒動やその後の報道を考えると、こうなった原因はやはり、旧ジャニーズの本隊、創業家サイドが、香取さんやSMAPサイドに情報を伝えなかったからでは、と考えてしまいますよね……」(ワイドショー関係者)

 ジャニーズ事務所は創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)の過去の行為が大問題となっているが、同時にメリー喜多川こと藤島メリー泰子氏(享年93)にも黒い話は多かった。

 2016年1月の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)生放送内での、“公開処刑”と言われたSMAPメンバーの生謝罪も、明らかにジュリー氏を指す人物である“ソウギョウケ”が、当初の台本にダメ出しをして書き直させた――と、放送作家の鈴木おさむ氏(51)が事実上のノンフィクション小説『20160118』(文藝春秋)で明かしている。

「メリー氏はSMAPのチーフマネジャーで、香取さん、草なぎさん、稲垣吾郎さん(49)の新しい地図を支えているI氏と関係が悪かった。そして、ジャニーズを辞める人を許さなかった。

『「ぷっ」すま』と『スマステ』の終了はテレ朝が主導というよりも、創業家の影響が大きかったのでは、とも考えられますよね。テレ朝は他局に比べて旧ジャニーズとの関係を築くのが遅れたところがあったといいますから、余計に忖度せざるを得なかったのではと……」(前同)