■嵐だけではなく『ジャにの』との関係も切れることは無い
旧ジャニーズもグループそれぞれのYouTubeチャンネルは以前から存在した。しかし、『ジャにのちゃんねる』はデビュー組のトップグループが、垣根を超えて独自のコミュニティを築いているという点で非常に革新的だった。
「二宮さんは『ジャにのちゃんねる』を立ち上げる際も、前代未聞の試みのために上層部と話し合いを行なった際、“ダメだったら辞めるんで”という感じで交渉していたそうですよ」(前出の芸能プロ関係者)
二宮は、嵐の中でも特にマイペースで何かに縛られるのを好まない性格でもある。『ジャにのちゃんねる』でも滝沢秀明氏(41)のエンターテインメント会社「TOBE」の演出をパロディしたりと、面白いと思ったことを、ためらわずに行なう人物でもある。
「そんな二宮さんと四半世紀近くも付き合いのある嵐ですから、メンバーは二宮さんの独立という決断に驚きはしなかったでしょう。
また、今回の電撃退所は“勝手”とか“自分ファースト”といった批判の声もありますが、それは違う。二宮さんの退所発表時と、『ジャにのちゃんねる』での発言からは、嵐や『ジャニの』のメンバーと、前に進みやすくするために独立したのでは、と考えられますね」
二宮は退所発表時に「僕は明日からも嵐です。これはこの先ずっと、僕は嵐がある以上、嵐ですので、それは安心していただきたいですし、嵐が再開をする、活動をするときは、もちろんメンバーとして活動をやっていきます」と断言している。
ここでは嵐に限った話になっているが、二宮は10月4日に『ジャにのちゃんねる』に投稿された今後の展開を話し合う動画の中では、
「独立しますとなってくると、独立したのと、エージェント契約した人間が組んでやっていいのか」
「この4人で会社作った方がいいのかとか」
「“我々が会社作ります”なのか、“それぞれが責任を持って、ハブオフィスとエージェント契約します”なのか、“独立します、僕が”なのか……」
と、今後の方針を言及していた。