■TOKIOについて語り「芸能界に戻るつもりはない」と明言。TOBEジョークでも盛り上げる!

 山口氏は「失敗についてどう思っているのか」「どういう人を一番大切にしたほうがいいですか?」と、同時に2つの質問をされたという。

 そこで山口氏は「私が言うことでないけれど」と前置きしつつ、

「ありがたいと思うのは、TOKIOというグループがあることかな」

 と、山口氏はコメント。自分が失敗してどうのこうのではなく、メンバーに感謝していること、自分が行方不明になって、また酒を飲んでいたらすごく悲しむと思うことなどを明かしたうえで、「申し訳ない」はあるけど、自身が足を止めるのは「迷惑をかけられたのに、なんでお前がへこんでるんだよ」みたいで、逆に失礼だと続けたという。

 そして、あらためて「芸能界に戻るつもりはないし、派手なことをするつもりもない」と話したうえで、「やるべきことをやるだけ」と、答えたという。

山口達也氏

 質問者は全部で4人いたそうだが、最初の1人以外の3人に対しては、

「神宮寺君(Number_i神宮寺勇太/26)が表紙やったね、とかそういうのはいいですか? TOBEの話は用意してないですけど(笑)」

「“滝沢君はいつフォローするんですか?”とかはなしで(笑)」

「(手を挙げた人に)北山君(北山宏光/38)のことかな?」

 などなど、滝沢秀明氏の立ち上げたエンターテインメント会社「TOBE」に合流した元ジャニーズタレントにちなんだジョークを飛ばし、そのたびに会場のムードはなごやかになったそうだ。

「本人はMCが苦手、といった話を何度もしていましたが、一方で“人前は苦手だけど、しゃべるのが好きだと気づいた”そうで。実際、本当にトークは引き込まれるものがあって、さすが元トップ芸能人のトーク術を感じさせましたね。

 ちなみに、現在の山口さんにとって新しい楽しみは、自身のX(ツイッター)のコメントを見ることだそうです。毎週金曜日にラーメンの写真を投稿していますが、最初に店を当てられた人に“いいね”を送っているそうですよ」

 そのほか、質疑応答で山口氏はプライベートでバイクの免許を再取得したことや、来年にはサーフィンも再開したいこと、会社に関しては、「何でも屋さん」なので「何をやってもいいと思っている。来年に新しいチャンスがあればつかむかな、という感じかな」と話していたという。いずれも、酒から解放されたことで、現在は何をやっていても楽しいそうだ。 

 笑いも交えつつ、壮絶だった過去、そしてアルコール依存症について熱く語った山口氏の講演。過去の過ちは取り戻せないが、今はもう、前だけを見て歩んでいるようだ。