■役者・錦戸亮の実力を見せつけたNetflixドラマ
制作会社関係者は話す。
「錦戸さんは関ジャニ時代から役者業が評価されていましたが、今年6月26日に配信された松坂桃李さん(35)主演のNetflixオリジナルドラマ『離婚しようよ』で見せた演技が大好評で、松坂さん、ヒロイン役の仲里依紗さん(34)を食う存在感を発揮。役者としても、あらためて強いインパクトを残したばかりですよね」
『離婚しようよ』は、女性にだらしなく、知性の足りない温室育ちの三世議員・東海林大志(松坂)と、その妻で連ドラ『巫女ちゃん』で大ブレイクした女優・黒澤ゆい(仲)の夫婦が離婚するまでを描く、宮藤官九郎氏(53)と大石静氏(72)が脚本を手がけたオリジナル作品。
錦戸が演じたのは、色気ダダ漏れの自称アーティストの加納恭二。アーティストを名乗ってはいるが、実質ただのパチンコ好きの無職であり、劇中では二重の意味で「“パチ”アーティスト」と呼ばれることもあった。
「恭二は根は善人だし、アーティストなのは噓ではなく自分の工房は持っていますが、発言もポエミーなようで微妙に薄っぺらく、典型的な“ヒモ男”です。それはゆいも視聴者も理解してはいるんですが、演じる錦戸さんの魔性の魅力でしょう、“あれ、騙されてもいいかな?”という気分にさせられてしまう。この色気に現実の視聴者も当てられてしまい、“沼落ち”が続出しました」(前同)
そんな役者としても評判の良い錦戸は2019年1月クールの『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が最後の民放ドラマの出演だったが、来年フジテレビにカムバックする、ともささやかれている。
「錦戸さんが2024年4月クール放送のフジテレビドラマに出演する話が決まりそう、と聞こえてきていますね。
『離婚しようよ』の錦戸さんは長髪でしたが、10月3日公開の自身のインスタグラムでは、丸刈りふうの短髪にイメチェンし、ファンを驚かせた。翌年4月も、『離婚しようよ』とはまた違う、新しい役者・錦戸亮が見られるかもしれませんね」(同)
ジャニーズ退所から4年、「最強の部外者」となりつつある錦戸。かつての仲間が揺れるなか、力強く歩を進めているようだ。