■一部制作関係者から恨まれていた?
『あさイチ』で『どうする家康』の裏側を明かしたこと、前半のVTRで出演した山田裕貴と大森、後半にスタジオゲストで出演した徳川秀忠役の森崎ウィン(33)も「相手のために芝居をする人」と、それぞれ松本の人柄を称賛していたこともあり、
《松潤家康、これだけのことを共演者がはなしてくれるなんて、現場では本当にすごかったんだろうな。文春、まぁよくあんな風に書けるもんだわ》
《森崎ウィンくんスゴくいいお話ししてくれた〜切な言葉なので3回言います!本潤さんは相手のために芝居する人 相手のために芝居する人相手のために芝居する人 相手をよく見せるために考えて芝居をする人。だってよ〜文春さん》
《周りから漏れ聞こえてくる話と文春の記事があまりにも違い過ぎるので違和感しかなかった。やっぱりという感じ》
といった声が、『あさイチ』を見た視聴者からも多く寄せられている。
「やはり、松本さんサイド、そして大河サイドとしても、『文春』の“パワハラ報道”に対しては言いたいことがかなりあったのではないでしょうか。そこで、じっくりとトークができる『あさイチ』の場で、そうしたことをやんわりと反論したのかもしれませんよね。
トークを回していたのは『あさイチ』のMCトリオでしたが、松本さんサイドも内容を了解して進めているのは間違いなく、“攻める殿”と言えそうです」(前出のワイドショー関係者)
また、『週刊文春』の記事では松本が『どうする家康』の脚本や演出に不満を感じて口出しし、変更させ“改悪”したという部分もあったが、芸能プロ関係者は、
「それに関しては、特段おかしいことではないんです。もちろん、“改悪”となってはいけないですが……。というのも、大河ドラマに限らず、連続ドラマで主演クラスの俳優が台本に赤を入れる、修正するのはよくある話なんです。
『どうする家康』でも、松本さんが出演しないシーンにも赤字は入っていたといいますからね。そういう意味では、松本さんの行為が非常識な感じで捉えられるのは可哀相なところはあります」
と、話し、さらにこう続ける。
「ただ、『文春』には実際の台本が証拠として流出したこと、パワハラめいた言動のあまりにも詳細が漏れていたことから考えると、情報源は明らかに『どうする家康』のスタッフ、関係者からのリークと思われる。つまり、やはり一部の制作関係者からはとても恨まれていた可能性が高いということです。
松本さんは、非常にストイックで妥協を許さない人です。『あさイチ』を見ていても、本当に真剣で、必死に『どうする家康』の撮影に臨んでいたのは伝わってきました。それだけに、熱量が強すぎて、時にはあたりが強くなりすぎて、一部の人からは知らず知らずのうちに相当恨まれていたのではないでしょうか……。
作品づくりに妥協は許されない、ましてや国民的ドラマの大河の主演で失敗はできない――そうしたプレッシャーがあったはずなので、難しいところではありますが……」(前同)
最終回まであとわずかとなった『どうする家康』。12日放送回ではいよいよ、天下分け目の決戦、関ケ原の戦いが描かれる。松潤・家康は、さまざまな逆風を跳ね除け、皆に祝福されるゴールにたどり着けるだろうか――。