■櫻井翔の『大病院占拠』は今期1位! 松潤は『相棒』には勝利

「時間と予算の都合だったと見られていますが、CGや演出のクオリティが低く、“車が爆発したら車種が変わってる”“落下する人質に手を伸ばすシーンがどう見ても間に合っていない”“次回予告の演出がシュールすぎる”などなど、ツッコミどころ満載の内容がツイッターで拡散された結果、“ネタドラマ”として若い層にウケているんです。

 特にCGが多用された第2話(1月21日放送)がバズり、その次の第3話(28日放送)が高視聴率を記録し、その回の『大病院占拠』のコア視聴率が松本さんの『どうする家康』を超えているんです。これはさすがに櫻井さんも、そして松本さんも想像していなかったのではないでしょうか……」(前出の制作会社関係者)

『大病院占拠』の第3話の視聴率は世帯7.4%、コア4.5%を記録。コア視聴率は『どうする家康』を1.5%も上回っているのだ。

「『大病院占拠』第3話のコア視聴率4.5%は、今やっている連ドラの中で最高のスコアです。SNSが異常に盛り上がり、“じゃあ1度観てみよう”ということで、若い人たちの視聴につながったのでしょうね。

 ただ、もっとも『どうする家康』は大河ドラマで、これから1年かけて放送するわけで、まだまだ序章も序章。これから物語が本格的に盛り上がっていけば視聴率もどんどん上昇するでしょうし、そもそも現時点で極端に低いわけでもないですからね。

 たとえば、水谷豊さん(70)主演の大人気シリーズ『相棒』(テレビ朝日系)の第14話(1月25日放送)は世帯12.6%、コア2.8%と、『どうする家康』の方がコア数字は取れています。

『どうする家康』では今後、史実に残る有名な合戦なども出てくるはずですから、松本さん演じる家康の成長とともにその辺りも大注目でしょうね」(前出の制作会社関係者)

 これから、織田信長岡田准一)や妻・瀬名姫(有村架純)の死など、多くのドラマチックな展開が待っている『どうする家康』。松潤の“逆襲”はこれからだ。