■“主演クラス”の売れっ子になれるか
ところで、『戦隊』や『仮面ライダー』は若手イケメン俳優の登竜門として名高い一方で、いわゆる“主演クラス”に大成した女優は、あまり聞こえてこないところがある。
もちろん、“元祖ぶりっ⼦タレント”のさとう珠緒(50)や、名バイプレイヤーの高梨臨(34)など現在も第一線で活躍している特撮出身の女性タレントは多いし、令和以降の作品では高橋文哉(22)主演の2019年放送作『仮面ライダーゼロワン』で3号ライダー“刃唯阿(やいば・ゆあ)/仮面ライダーバルキリー”を演じていた井桁弘恵(26)は、『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)の番組MCに抜擢されるなど、華々しい活躍をしている。
アニメやゲーム好きで知らない人はいない大人気女性声優の“M・A・O”こと市道真央(31)だって、2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』出身だ。
しかし、前述の広瀬や橋本環奈(24)のような、連続ドラマや映画で主演を張るような国民的女優は、なかなか生まれてこない状況にある。
それでも、リタのパンツルックで伝わってくる平川の圧倒的な足の長さとスタイルの良さ(身長165cm)、『キングオージャー』全体の人気ぶり、そして、26日放送の「アイドル」回などから、平川には高いポテンシャルを感じる。思えば、平川とどこか雰囲気が近い広瀬も、2017年公開の映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』で、ダンスパフォーマンスが評価されたところもある。
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— 映画「チア☆ダン」公式 (@cheerdance_mov) March 21, 2017
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《この作品が終わったら、もっとはっちゃけた役や面白キャラにも挑戦してみたいです。もちろん、リタ役も大好きです。また、わたしはLDH所属ですがダンスのスクールに行ったりはしてないんです(笑)。ですがスポーツは得意なので、アクションももっとやりたいですね。いま少しやっていてはまっているので、今後も続けて、自分の特技にできたらいいなと思っています》
5月12日に『シネマトゥデイ』のインタビューでそう話していた平川。『キングオージャー』で完璧で究極なアイドルを演じきり、ぜひとも夢をかなえていただきたい。