■「ダさいたま」の発案者はタモリ!?

 映画の中でも誇張して描かれる埼玉県と東京都などの「格差」。それを象徴する言葉が「ダさいたま」だ。埼玉県広報課の担当者に、この呼称の発祥に関して話を聞くと、

「タレントのタモリさん(78)が言い始めたと言われています。しかし、確認は取れていません。私どもも、あくまでインターネット上で知ったという程度です……」

 なんとも心もとない回答である。しかし、映画の公開により埼玉県へと注目が集まっているのは事実。県としては好感度を高めるまたとない機会だろう。

「本当に『ダさいたま』!? と題し、月に1回発行される県の広報誌『彩の国だより』で紙上討論会を行なうことを決定しました。11月10日を締切に県のHPとハガキを通じて意見募集。805件の意見が寄せられました」(前同)

県の広報誌

 県民から寄せられた意見の中には「ダサい」というものもあれば「ダサくない」と擁護するものもあるとのこと。これらの意見の一部は、12月1日に広報誌で発表される。埼玉県は「ダサいのか?」を県民に尋ねるこちらの企画。実行されるのは今回が初めてではない。