■SHEINとTemuの違いとは

『SHEIN』と『Temu』の違いについて、トレンドアナリストの太田まき子氏が解説する。まずは得意分野。

「どちらも取り扱いジャンルはファッションから雑貨、生活家電と幅広いのですが、『SHEIN』はアパレルや美容系が強く、ドレスなんかもある。頻繁に新商品が投入され、下着が数百円、靴が1000円台などといった低価格商品が並びます。11月7日に、14歳年下の20代男性と結婚を発表したタレントの新山千春さん(42)が、ウエディングドレスを『SHEIN』にて5000円で買ったことは話題になりましたね」

※画像は新山千春の公式インスタグラム『@chiharuuu_0114』より

『Temu』はどうか。

「『Temu』は電子機器やカー用品、工具などといった日用品の品揃えが豊富で、アパレルはカジュアルウエアメイン。お得になるクーポン発行をしょっちゅうやっているほか、70%引き、80%引きといった大幅値引きのタイムセールでは靴下10足で450円、ネックレスが70円など『SHEIN』よりもさらに安く、思わず“大丈夫!?”と思ってしまうような激安価格の商品も多数あります」(前同)

 送料・返品ルールもそれぞれ若干の違いがある。

「送料については、『SHEIN』は500円(2000円以上購入で無料)、『Temu』は無料。“初回無料返品”はSHEINは40日以内、Temuが90日以内です。ただし同じ注文の2回目以降の返品はSHEINで1200円の送料、Temuで550円の送料が返金額から差し引かれます。

“同じ注文の2回目以降の返品”とはどういうことかというと、たとえば1度の注文でAとBという2個の商品を購入するとします。最初Aだけ返品したいなと思って返品する分には無料。でも、あとからBもやっぱり返品したいとなった時、それは返送料がかかるというルールです。つまり、返品に関しては同一注文内容のものはなるべくまとめて済ませたほうがお得ということになります」(同)