少年隊錦織一清(57)が2月2日配信の『デイリー新潮』のインタビューに応じ、1977年から40年以上所属したジャニーズ事務所在籍時と退所後の心境、今後の展望について語っている。

 錦織と植草克秀(56)は2020年12月31日をもってジャニーズ事務所を退所。退所後には「これからは好きなことができる」とよく言われたそうだが、好きなことができること以上に「やりたくないことをやらなくてもいい」こと、「嫌いな人に会わなくてもいい」ことに幸せを感じる、と率直な思いを吐露している。

 今のジャニーズ事務所については、ジャニー喜多川氏(享年87)が亡くなったことが大きかったという。ジャニー氏の逝去後、錦織がそれまでやってきた仕事をそのまま続けられるか事務所に確認したところ、その答えが微妙だったこともあり、退所を決意したとも明かしている。

 ジャニー氏が亡くなってからは事務所内に“自分の居場所”がないように思ってしまったと、当時の心境を振り返った。また、滝沢秀明氏(40)の後任として井ノ原快彦(46)がジャニーズアイランドの社長に就任したことについても「興味はない」とし、気になる点は「誰がショー、舞台を作るかということだけ」と、第一線で活躍してきた演出家目線でコメントした。

※画像は錦織一清の公式ツイッター『@kazz_nishikiori』より

■SMAPは「平成のドリフターズ」

 さらに後輩のSMAPを「どう見ていたか」の質問には、チーフマネージャーだったI氏の手腕がすごかったと回顧。また、コントにも挑戦するなど「平成のドリフターズみたいだ」と印象を語った。

 SMAP解散騒動が巻き起こった際、SMAPの振付を担当している人物から「全然、大丈夫」という話を聞いていたものの、結果的にグループは解散。それぐらい当時の状況は錦織の耳には入ってこなかったという。

「錦織さんの言葉からは、今のジャニーズ事務所の状況が“凝縮”しているようにも感じてしまいますよね。

 ジャニー氏とメリー喜多川氏(享年93)が亡くなり、藤島ジュリー景子社長をトップとする“ジュリー体制”になりましたが、ジャニー氏がいなくなり、自分のやりたいことができなくなったことで錦織さんは退所を決意したわけです。分裂するKing&Princeも同じですよね……」(芸能プロ関係者)