■夫・岡田准一も事務所を退社で……
SNS上では、宮崎と吉沢の演技は評価されているものの、作品には厳しい意見が並んでいる状況だ。今年は、6月公開の映画『大名倒産』にも出演した宮崎。そのほかにも、朝ドラ『らんまん』のナレーションを務めたものの、ヒロインで出演した映画は16年公開の『怒り』が最後。主演作品は13年公開の『きいろいゾウ』以来とあり、宮崎サイドもかなり慎重に復帰作品選びをした印象だが、Netflix映画『クレイジークルーズ』は大きな落とし穴になってしまったようだ。
「W主演の相方は21年に放送された大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務めた吉沢さん。脚本は坂元さんと、コケる要素はないと思われていました。宮崎さんサイドとしても、女優本格復帰作品がまさかコケるとは……といったところでしょう。
06年に放送された朝ドラ『純情きらり』と大河ドラマ『篤姫』(08年)の主演を務め、国民的女優となった宮崎さんですが、実は、一部業界関係者の間では以前から“宮崎作品はヒットしない”というジンクスもささやかれているんです」(映画配給会社関係者)
その高い演技力で映画賞の受賞歴も多いが、確かに朝ドラと大河ドラマ以外は大ヒットした映画や社会現象を巻き起こしたドラマへの出演はない。
「アイドル路線だった宮崎さんを実力派路線へと導いた事務所の女性社長が、宮崎さんのイメージを大事にするあまり、メッセージ性の強い作品やNHK作品などを中心に作品選びをしていることが大きいと言われていますね。
20代まではそれが功を奏していたのですが、17年12月に発表した岡田准一さん(43)との結婚を機に一転。一部メディアで、07年6月から11年12月まで4年半結婚生活を送っていた高岡蒼佑さん(41)との婚姻期間中に岡田さんと出会っていたとして、不倫疑惑を指摘されたのです。
この報道の影響で、今まで築き上げてきた女優としての地位は、絶対的なものではなくなりました。しかし、それでも大ダメージを負わなかったのは夫である岡田さんが、旧ジャニーズ事務所に所属していたから。業界内でも大きな影響力を持っていた旧ジャニーズ事務所のお陰で、不倫疑惑が大々的にメディアで報じられることはありませんでした。
しかし、そんな岡田さんもジャニー喜多川氏による所属タレントへの加害問題が発覚したことで、『クレイジークルーズ』が配信された直後の11月30日に事務所を退所。今後は、旧ジャニーズの後ろ盾はありません。つまりは、今までは岡田准一の妻として陰に陽に、業界内で受けていた恩恵がなくなるということです。
それだけに、エンタメ路線の映画『クレイジークルーズ』の主演で完全復帰をアピールしたかったのでしょう。しかし、思惑とは真逆になってしまったと……」(前同)