■若手筆頭の「作間龍斗」
そして、HiHiJetsの作間龍斗(21)は、嵐の松本潤(40)主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』(日曜夜8時)では豊臣秀頼役で、秀吉亡きあと2代目当主として、豊臣家復活の期待を背負った。また、小池栄子(43)主演のホームコメディ『コタツがない家』(日本テレビ系/水曜夜10時)では主人公の息子役で、将来に迷走しているという役どころ。
「『どうする家康』では、実力派キャストを向こうに堂々たる武将を演じました。一方、『コタツがない家』では、それとは対象的な屈折キャラ。両親たちに反発しつつも、素直さを見せるなど、巧みな演じ分けを披露しています。演技派として旧ジャニーズ若手の中では有望株で、24年も期待できそうです」(前出のドラマライター・ヤマカワ)
今回の大河は主演が松本潤ということもあるのか、旧ジャニーズのタレントの出演が多めで、バーター起用を感じさせた。それに比べると、『コタツがない家』はクセの強い俳優たちに囲まれた現場で、アイドルではなく一人の俳優として勝負しているように見えた。来年の出演映画やドラマの予定は、今のところ発表されていないが、どんな役でもこなせそうで楽しみだ。
二宮和也(40)や生田斗真(39)など俳優勢が退所した旧ジャニーズ。新会社名が『STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」となり、いよいよ再スタートを切るが、これから売り出そうとする若手には、まだまだ厳しい状況だろう。しかし、逆に言えば、実力があれば生き残ることができるはず。来年の活躍に注目したい。