若者を中心で大注目を集めた、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(以下、日プ女子)の最終回が、12月16日にTBS系列で生放送。
新グループ「ME:I(ミーアイ)」としてデビューする11人が国民プロデューサー(視聴者)1083万673票の投票により決定した。そこで111万6716票を集め、ぶっちぎり1位になったのは笠原桃奈(20)だった。その笠原とは、いったい何者なのか――。
「日プ女子」とは、韓国の人気オーディション番組『PRODUCE 101』の日本版。2019年に放送された、シーズン1ではJO1が結成。21年に放送されたシーズン2ではINIが誕生している。シーズン3となる今作で初めてガールズグループの結成に主眼を置いた番組構成となったのだ。
そんな日プ女子には笠原を筆頭に、韓国で活動する7人組K−POPグループ・Cherry Bulletの元メンバー加藤心(23)や8人組ユニットGirls²のメンバーだった石井蘭(19)も参戦。すでにメジャーデビューしているアイドル達も、再びデビューの座を争うとあって番組は大いに注目を集めた。
「笠原さんはハロー!プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムの元メンバーということもあって、当初から大注目。
最終投票の総投票数は1083万673票。その内、笠原さんの得票数は111万6716票。70万305票を獲得して2位となった村上璃杏(17)さんに、40万票以上という大差をつけてのトップでした」(女性誌記者)
アンジュルム卒業の21年6月21日のタイミングで笠原が記したブログには、
《私は新しい大きな夢に向けて、一度芸能界を離れ一人で進むことを決意しました。卒業後は海外に身を置き、改めて歌やダンスを学びます。
様々な葛藤の中で、今十代のうちに大好きなアンジュルムから離れ自立し、一人の人間としての夢を追う事を選びました》
と記している。
「この頃から、ファンの間ではK-POP系のオーディションにいつか出るのではないかと噂されるようになりました。日プ女子への出演が決定した際には、X(旧ツイッター)のトレンドに“笠原”というワードがランクインしたほどです」(前同)
笠原は、13年と14年にモーニング娘。のオーディションに参加するも落選。しかし諦めずに15年4月、当時11歳でハロプロ研修生に加入し、アイドル活動をスタートした。翌16年5月には、中野サンプラザで開催された『ハロプロ研修生発表会2016 〜春の公開実力診断テスト〜』で、ベストパフォーマンス賞を受賞している。
ハロプロ研修生の公開実力診断テストは、研修生がそれぞれ自己プロデュースで楽曲パフォーマンスを披露し、観客投票でその日の“ベストパフォーマンス賞”を決めるというイベントだ。当時、現地で笠原のパフォーマンスを見ていたというエンタメ誌ライターはこう話す。
「年に1度の公開実力診断テストは、デビューを目指すハロプロ研修生にとって最重要のイベント。ベストパフォーマンス賞を受賞すれば、デビューはほぼ確定と言われています。
16年の公開実力診断テストの時、笠原さんはまだ中学1年生でしたが、モーニング娘。の『愛しく苦しいこの夜に』というかなり大人っぽい楽曲を披露。歌唱力はまだまだだったものの、高い身長を活かしたダイナミックかつセクシーなダンスは、中学1年生とは思えないレベルでした。その時点で、すでにアイドルとしての完成度はかなり高かった印象です」