■真面目な顔の一方で、強烈なハイテンションキャラ

 そして、このベストパフォーマンス賞受賞から2か月後となる16年7月、笠原はアンジュルムに新メンバーとして加入した。

「1人での加入ということもあってか、初めはなかなかメンバーに馴染めないような雰囲気もあり、自分らしさを発揮できずにいました。

 ただ、当時から真面目で真っ直ぐな性格。ふざけている先輩を注意する、なんていう場面もありましたよ。器用に何でもこなすタイプではなく、愚直に努力を重ねるタイプ。アンジュルムではセンターで歌うというよりも、サイドポジションで“おいしいパート”をしっかり任されるというイメージですね。

 落ち着いて見える一方で豪快な言動も多く、異常にテンションが高いことがあるのも大きな魅力。たとえば17年9月に、名古屋で行なわれたライブイベント後、テンションが上がったままの笠原さんがメンバーである室田瑞希(25)とじゃれあっていたところ、控室を区切っている衝立ごと、隣の楽屋に倒れ込む騒ぎに発展。怪我はないかと、周囲をヒヤリとさせるも本人は気にするどころか、大爆笑を披露。周りを安心させました。

 19年9月には、北海道のライブハウスでのパフォーマンス中に、舞台上でノリノリで踊っていた笠原さんですが、気づかぬうちに衣装の袖が外れてしまった。その結果、すっかり露わになった胸元に動揺した笠原さんは、そのままメンバーの上國料萌衣さん(24)に突撃。ステージ上で悲鳴が飛び交いました。

 また、今回の1位を祝福した元アンジュルム2代目リーダーの竹内朱莉さん(26、23年6月卒業)は、20年発売のシングル『限りあるMoment』のMVオフショットで、2人で変顔をしている写真を公開しています。

 いきなり予想もつかない動きをするのが笠原さんで、それがファンを惹きつけるんです」(前出のエンタメ誌ライター)

※画像は竹内朱莉の公式X(旧ツイッター)『@_akari_takeuchi』より