■特別企画「テレビが届けた名曲たち」について
「寺尾さんとブラックビスケッツ、ポケットビスケッツというのがいい意味で意外かなという感じはしました。
『ルビーの指環』は、黒柳さんがかつて司会を務めた音楽番組『ザ・ベストテン』(TBS系)内で発表されていた独自の邦楽ランキングで、番組史上最長記録となる12週連続1位という“縁”があります。
ブラックビスケッツ&ポケットビスケッツはテレビ番組発の芸人ユニットとしては異例となるミリオンセールスを記録していますね。黒柳さんが出る特別企画で、ブラックビスケッツとポケットビスケッツが、25年ぶりの紅白で一夜限りの復活を果たすことで、“紅白は何でもあり”という納得度も高まるのかなとは思います」(前出のKei氏)
一方で、紅組から初出場となる伊藤だが、娘の趣里(33)は現在、NHK朝ドラ『ブギウギ』で主演を任されている。そんな伊藤の出場の可能性について「非常に高い」と、弊サイトの取材に対して以前、Kei氏は答えていた。
「伊藤さんは、キャンディーズ時代以来46年ぶり、ソロとしては初出場ですが、7月に出演した音楽番組『SONGS』(NHK)ではキャンディーズ時代を回顧し、VTRには夫の水谷豊さん(71)も登場しました。
そして娘の趣里さんは現在『ブギウギ』で”ブギの女王”として一世を風靡した歌手の笠置シヅ子をモデルにした、福来スズ子役を演じています。紅白に趣里さんも出て、特別企画内で戦後に”ブギの女王”と呼ばれた笠置シヅ子の楽曲とあわせて、キャンディーズの名曲を親子で披露するのも面白かったかもしれません」(前同)
趣里は現在、スケジュールの都合で不出場と報じられている。
同じく「特別枠での出場でもおかしくはなかった」とKei氏が指摘するのは、白組から26年ぶりの出場となる藤井フミヤ(61)だ。伊藤がデビュー50周年なら、フミヤはデビュー40周年。司会の有吉弘行(49)と、有吉がお笑いコンビ・猿岩石時代にリリースした『白い雲のように』(96年)をコラボする。
「『白い雲のように』はフミヤさんが作詞、弟でチェッカーズのメンバーでもあった藤井尚之さん(58)が作曲を担当した楽曲で、ミリオンセラーとなりました。
またNHKの音楽番組『レッツゴーヤング』など、NHK出演の映像を集めた『チェッカーズ ~40th Anniversary~ NHKプレミアム Blu-ray BOX』が11月22日に発売されていて、そうした縁も紅白起用の大きな理由になっているのかなと思います」(前同)
チェッカーズといえば、黒柳が司会を務めた『ザ・ベストテン』でも常連組。フミヤは特別企画枠でないとはいえ、黒柳との絡みも期待できるかもしれない。先ごろ発表された曲目一覧にはチェッカーズ時代の曲はないが、サプライズに期待したいところだ。