吉高由里子(35)が千年の時を超えて読み継がれる『源氏物語』の作者・紫式部を演じる、NHK大河ドラマ光る君へ』が1月7日にスタートする。2000年代に入ってからは、12年の松山ケンイチ(38)主演『平清盛』の以来の平安時代が舞台。さらに、女性が主人公と意欲的な作品になりそうだがーー。

 2023年の松本潤(40)主演『どうする家康』は平均視聴率が11.2%(すべてビデオリサーチ調べ/関東地区/世帯)と、19年の中村勘九郎(42)・阿部サダヲ(53)主演の『いだてん』に次ぐ歴代ワースト2位と惨敗。本作で巻き返しを図りたいところが、不安材料は女性が主人公であること。

 近作では、17年の柴咲コウ(42)主演『おんな城主 直虎』は年間平均視聴率が12.8%、15年の井上真央(36)主演『花燃ゆ』が12.0%と苦戦している。男性視聴者が多い大河ファンには、どうしても女性の主人公は嫌われるようなのだ。その障害を、本作はどうやって乗り越えるのだろうか?

「脚本の大石静氏は昨年5月の制作会見で《平安時代のセックス&バイオレンスを描きたい》と発言し、従来の大河とはまったく違うものになることを匂わせています。そうなると、朝廷を舞台にした“男たちの権力争い”という大河の王道パターンから脱却し、韓流時代劇のような、“恋愛”を大きく絡めた“権力争い”になるはずです。今までのように従来の大河ファンではなく、女性視聴者をかなり意識した内容になりそうですね」(ドラマライター/ヤマカワ)

 女性ターゲットとなると、共演陣にイケメンは欠かせないだろう。実際に本作には、藤原道長役の柄本佑(37)をはじめ、藤原伊周役の三浦翔平(35)、藤原公任役の町田啓太(33)、花山天皇役の本田奏多(33)、藤原隆家役の竜星涼(30)、藤原惟規役の高杉真宙(27)など、イケメンがズラリと登場する。