昨今、芸能界でも大きな話題となっている性交渉時の性的同意問題――。

 2023年12月14日には、性行為を行なう際、お互いの同意があったことを証明できる性的同意サービス「キロク」がリリースされた。使用者がアプリ上で10項目の質問に答えると、画面上にQRコードが表示され、それを読み込むことで、互いが性的行為に同意したことが記録され、行為後の男女間でのトラブルを防ぐことができるというアプリだ。

「キロク」がリリースされるや、ネット上では《誰が使うんだよ》という声が出る一方で、《やっぱり性的同意アプリの時代が来るのか…》など、時代が必要としているとの声も上がった。

「性的合意の必要性は、社会問題として近年、特に注目を浴びています。現に、23年7月13日には、性犯罪の規定や時効を大幅に見直す形で刑法が改正。

 意に反する性的行為を処罰する不同意性交罪の時効は、10年から15年に。相手の意思に反して性的自由を侵す、不同意わいせつ罪は7年から12年に時効が延長されています」(全国紙社会部記者)

※画像は法務省の公式X(旧ツイッター)『@MOJ_HOUMU』より

 さらに、23年11月28日からは『緊急避妊ピル(アフターピル)』について、全国145の薬局で、医師の処方箋なしで購入できる試験販売がスタート。女性の望まない妊娠を防ぐことが目的で、性交後72時間以内に薬を服用することで、高確率で妊娠を避けることが期待できるという。

 女性側がピルを飲めば、男性側はコンドームを使って避妊をする必要がないということでは決してないが、緊急時に女性の助けとなり得るのか、注目されるところではある。そんな『緊急避妊ピル』が話題の一方で、日常的に服用する女性がいるのが『低用量ピル』だ。